トップページ > 自然を守る取り組み > 何をしないといけないの

何をしないといけないの

小笠原における自然再生とは (課題)

小笠原において自然再生を図っていく上で、私たちに与えられた重要な課題は以下の4つです。


1.固有種・希少種、独特の生態系の保全

海洋島である小笠原諸島にたどり着いた、限られた種群を起源として独自の進化を遂げた多くの希少固有種群とその生息・生育地、島ごとに独自の発展を遂げた生態系、加えて豊かな海洋生物や亜熱帯性の海鳥の繁殖地等について、適切に保全を図るとともに、必要な再生を図る必要があります。

2.外来種への対応

海洋島であるがゆえに外来種の侵入に脆弱な小笠原では、様々な外来種の侵入による生物多様性への影響が続いており、本来の小笠原固有・在来の種や生態系がじわじわと破壊され続けています。新たな外来種の侵入を防止するとともに、既に侵入した外来種による影響を最小化し、自然の進化や変化ができる限り健全な状態で進行するよう、外来種の駆除を含む自然の再生を行うことにより、生態系の健全化を目指す必要があります。

3.自然と共生した島づくり

小笠原の固有の生態系を支えながら、人間の社会・生産・経済活動が将来にわたって健全に維持されるよう、自然再生に関わる様々な取り組みと地域の生活や経済活動とを密接に結びつけること等を通して、エコツーリズム等の自然と共生した地域振興に取り組んでいく必要があります。また、自然再生に関わる様々な取り組みを自然環境教育の推進に活用しながら、地域の理解の醸成を図っていく必要があります。

4.小笠原の自然を保全・再生するための仕組みづくり

島民をはじめとする小笠原を愛する多くの主体が、誇りをもって持続的に自然の保全と再生に取り組んでいけるよう、多くの主体の参画を得て相互の連携による仕組みや体制を構築する必要があります。また、海洋島という特異な自然環境の下での自然とのつきあい方に関して、小笠原に住み、小笠原を訪れる誰もが守るべき規範となる「小笠原ルール」を確立することが必要です。