小笠原に外来種を侵入させないようご協力をお願いします
他の陸地と一度も繋がったことのない小笠原諸島に生息する生き物は、外部の影響をとても受けやすい生態系を形作っています。今、小笠原にしかいない固有の生き物たちは、外来生物に食べられたり、すみかを奪われたりして、数を減らしています。
小笠原の生態系に悪影響を及ぼすおそれのある外来生物を持ち込まないため、小笠原を訪れる一人一人が注意することが必要です。
家で荷物を用意するとき、おがさわら丸・ははじま丸に乗るとき、南島に行くときには、服、靴底、三脚などの荷物に付着する植物の種子や土をきれいに取り除いてください。

小笠原の生きものを大切にしましょう!
父島や母島の歩道沿いには、小笠原にしかいない植物や希少な植物が多く生育しています。また、それらの植物とともに小笠原にしかいない動物たちも生息しています。
歩行の際には、歩道周辺の植物を大切にし、小笠原の貴重な自然を守りましょう。

小笠原国立公園の特別地域、森林生態系保護地域の保存地区では、自然公園法及び森林法で植物の採取や損傷は禁止されています。
※違反した場合は、6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金の罰則(自然公園法)があります。 |
小笠原では、貴重な自然を守りながら親しんでいただくために、気をつけていただきたいことがあります。環境省では「小笠原を訪れるみんなのルール」として、「小笠原カントリーコード」を定めています。
このほか、行政が定めた法令や各団体が定めた自主ルールなどをルールブックとしてまとめています。ぜひご一読ください。
小笠原カントリーコード
−自然と共生するための10ヵ条−
1「貴重な小笠原を後世に引き継ぐ」 2「ゴミは絶対捨てずに、すべて持ち帰る」 3「歩道をはずれて歩かない」 4「動植物は採らない、持ち込まない、持ち帰らない」 5「動植物に気配りをしながら、ウォッチングを楽しむ」 6「さんご礁等の特殊地形を壊さない」 7「来島記念などの落書きをしない」 8「全島キャンプ禁止となっているので、キャンプはしない。」 9「移動は、できるだけ自分のエネルギーを使う」 10「水を大切にし、トイレなど公共施設をきれいに使う」 |
あなたにできること
・小笠原では、飼いネコが野生化した「ノネコ」によって、野生動物が食べられていました。
・そこで、島の人々が立ち上がり、東京都獣医師会の協力を得て、ノネコを捕まえて人に馴らし、内地で家族として迎えてもらうプロジェクトを進めました。
・その結果、絶滅に瀕していた小笠原固有のアカガシラカラスバトが劇的に増えるなど、大きな成果が出ています。
・現在もノネコの捕獲を進めており、新しい飼い主さんを探しています。是非、以下のホームページをご覧ください。